１９２０－３０年代のニッピ－・ペンシル。
“NIPPY”とは小型だけどすばしっこく使えるという意味合いかと想像できる。
ブラックにグリーンの炎が揺らめくような美しいボディはミルク由来樹脂のカゼイン製。
カゼインはミルク由来のたんぱく質から合成された樹脂で手触り良く発色も美しい。
手で磨くことにより、素晴らしい艶になってくる。
素材の由来の独特の感触が楽しめるが、水分を吸収する性質がある為、
長時間浸漬などしてしまうと変形することがあるのでご注意ください。
天冠は芯の収納ができるので取り外して使用します。
繰り出しはペン先川の黒い部分を回して行う２Way式。
芯の供給は先端から差し込みます。差し込んだら紙面などに軽く押し込むと芯がホールドされ、首軸を回すと芯を戻せます。天冠の上面にカゼイン特有のこまかなひび割れ模様があるが全体としては素晴らしい状態。