ル・ブーフはFrank Le Bouefによって１９２１年に創業された
アメリカ・マサチューセッツのスプリングフィールドのメーカー。
独自の吸入方式やセルロイドの加工技術の特許を有し、
魅力的なカラーのペンを創り出してきた。
そのセルロイドは恐らく、ル・ボーフオリジナルが殆どと思われ
他のブランドでは余り見掛けない色が多い。
この品は水牛の角を思わせるセルロイドで、ライトブラウンとパール調の白い部分が
得も言われぬ美しいコントラストを醸し出している。
吸入は一般的なレバーフィラーだがクリップのデザインは
一般的なモデルのデザインとは異なり笹の葉のような形をしている珍しいタイプ。
ペン先は１４ｋ（刻印は無い）のEFでアメリカのペンには珍しく良く出来た極細の線を描き出す。
このブランドはこれらの万年筆を生産していた期間は４年ほどと、
大変短く美しいセルロイドのモデルが多かったこともありコレクター垂涎のペン。
このように状態の良い物は非常に少ない。