戦時下の”１００”。
キャップリングの部分に金張りのリングでは無く
グルービングが施された”War Time　Version”。
リングの真鍮は銃弾のケースに、また、金は武器弾薬の原料を購入するために必要であった。
戦時下ではこれらの金属はナチス統制下にあり自由に使えず苦労の跡が伺える。
ペン先は通常”CN(=Chrome＆Nickel)”と呼ばれるステンレス鋼だが、
今回の品ははゴールドを取り付けている。
セルロイドキャップに、グリーンのインクウインドウ。
首軸はインジェクションの一体成形。ペン先には“Pelikan 14 Karat”の刻印。
首軸の塗装がすこし擦れている（ほとんどのものは残ってないのが普通）が、
ほぼミントの品。ドイツの文具店の倉庫に保管してあったらしい。
素晴らしいコンディションの歴史的一品。