５０年代のＮｏ．１２には大変美しい柄のカゼインが使われている。
特にこのグリーパールにゴールドのラインが入った物は格別。
カゼイン独特の深みのある色合いは見ていて飽きない。
カゼインはミルク由来のたんぱく質から出来ており、
軸を長時間にわたる水（湿気）にさらすことは避けること。
水洗いくらいは問題無いが、水気は乾いた柔らかい布で拭き取ることが必要。
ペン先を浸漬する場合は黒い首軸部分までにお願いします。
このように扱いに手間がかかる素材ですが、
独特の肌にしっとりとまとわりつく手触りや深みのある輝きは他の素材を圧倒する。
当時のコンウェイがこだわったのもうなずけます。
ペン先は硬めだが非常に滑らか。
殆ど使用感が無く素晴らしいコンディション。