１９４０年代終戦間近のこの時代に１４ｘシリーズは開発が進んでいた。
すでに１９４５年ころには販売が開始されていたとの説もある。
そのころから１９５０年ころまで１３ｘとの並行生産がなされ、
多くのバリエーションが生まれている。
そして、１４４は１４６と同時にスチールペンのファースト・イヤー・モデルの後、
ゴールドニブを付けて本格的に販売が始まった。
ごく初期のモデルにはトサカクリップ、ソケットなしの首軸、フルフラットペン芯が付いた。
この品はデッドストックと思われ、
セルロイドのしっとりとした手触りのボディは美しく、
クリアーなイエローグリーンのウィンドウはインクを入れた形跡が無く美しい。
ペン先は地金の厚いやや硬めのM。
そして、グリーンのジッパータイプの革ケースが付く。
最近ではなかなかこのようなコンパクトな専用ケースは無いのが残念。
貴重なオールミント状態の万年筆と革ケースのセットです。