目にしみるイエローグラ-デーション!カーボンコピー対応のハート穴!ニッチモデル!
”334-1/2”は”334”の後継的モデル。
このあたりのラインナップは複雑でよくわからないことが多い。
そもそも”1/2”が意味するところがよくわからない。
例えば”234”と”235”の中間という意味で”234-1/2”と言う意味もらしいが、
”335”というのは存在しないので何の中間か不明だ。
”3xx”シリーズはほとんどがキャップリングが1つだかこの”334-1/2”は2本有る。
”333-1/2”はペンも小ぶりでリングは1本。”332”は2本。”333”というモデルは存在しないのに”333-1/2”はある。
仕様から見ると価格がちょっとだけ高く、リングが1つ追加されたプチ贅沢モデルのような気がする。
ペン先は”234-1/2”刻印のあるカーボンコピー対応の”DF”。
ペンポイントの筆圧がきちんとカーボン紙に加わるようにハート穴がペンポイント側に前進した位置に開いたタイプ。切り割り部分の剛性があがるのでポイントが開きにくくなる。
しかし、このペン全体が少したわむので思ったほど硬く感じられない。
但しこれは筆圧が高めに方に感じられるレベルであまり筆圧を掛けない方には感じられにくい。
ボディはデモンストレーター調仕上げ。インクウィンドウはオレンジで美しい透明感。
メカ部分はイエローががっている。これはブラックの染料の影響。美しいグラデーションのスケルトン。
”234-1/2”と異なりメカには金属部品が使われない。このあたりも差別化のポイントかも知れない。
尻軸には”DF”の刻印があり、元々の”F”刻印は”*”で消されている珍しいインプリントのある品。
ピストンがやや重いが機能には問題はなく良好なコンディションにある。
コンディション >>解説 |
D(Very Good) |
製造年代 |
1948-50年頃 |
ペン先 |
14c/DF |
ペン先の硬さ |
やや硬め ※しなり具合の当店の主観的評価 |
色(キャップ/胴軸) |
ブラック |
材質(キャップ/胴軸) |
セルロイド |
寸法 |
長さ=クローズ:約123mm、筆記状態:約141mm、太さ=首軸ネジ近傍:約11mm、CAP下端:約13mm |
重量(g) |
約18g |
吸入方式 >>解説 |
ピストンフィラー |
インク容量(参考値) |
約1.4cc |
付属品 |
なし |
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