１９３０年代のオマスには魅力的なペンが多くありコレクターも多い。
中でもこのエクストラ・ルーセンスはトランスパレント軸が特徴の素晴らしいペン。
オーバーサイズからレディサイズまであるが、特にこのオーバーサイズは圧倒的迫力がある。
このサイズに、リング状に透明部分をセルロイドで表現。且つ１２面ファセットをボディ全体に纏う。
吸入はプランジャー式だが、ポンピングタイプなので数回ポンピングすると満タンになる。
キャパシティは驚異の３．３ｃｃ！モンブランのＬ１３９に匹敵する。
しかも首軸径はＬ１３９より２ｍｍも小さいのにだ。
ペン先は筆のようにしなやかでこの時代のオマスを象徴する書き味。
筆圧に応じ字幅が変化するがしなやかさは現代のペンではなかなか味わえないもの。
クリップに錆跡があるものの全体として素晴らしい。