１９３０年頃のドイツで生産されたと思われるノーブランドの９００シルバー・レッドホルダー。
ラウンド軸に、バーレイコーンの光線彫りとハンドエングレーブされたフローラル模様が非常に格調高い仕上がり。
手彫りの彫刻は上下に分かれて彫り込まれている。クリップは蚤型で良い形をしている。
しかし、地金の厚みは薄いので使用には注意が必要だ。
芯は１．８～２ｍｍでステッドラーなどのホルダー用の芯が使用可能。
この時代の芯ホルダーで銀無垢、しかも素晴らしいコンディションは極めて稀。
ノックと口金部分に腐食痕がなければニアミントとするところ。
デザイナー、アーティストのデッサンやイメージを書き留めるのに良さそうだ。
また、サイズが合えばタブレット用の芯を使うことも可能。
銀無垢のホルダーでタブレットを操作することなど、
当時、これを作った人には想像ができなかったであろう。ノーブランドながら格調高いデザイン。