１９３０－４０年頃のドイツで生産されたと思われるハードラバー・ペンシル。
このまれに見るハードラバー（エボナイト）にダイヤモンド・カットのペンシルはノーブランド。
メジャー・ブランドでは全く見られないこのデザインは江戸切子を作るようなカッターを周方向に当てて削って行く。
仕上げは面が多数あるので非常に難しい。エボナイトでもきらきらと輝く。
最近ではモンブランがこの仕上げのペンを生産している。当時としてはかなり先進的。
ただ、クリップはマタドールにあるデザインに近い。それをボディ全体に施すなど想像もつかないが。。。
芯は口金を回して行う２Way式。反時計方向に回せば芯が戻る。
天冠を回してはずすと収納スペースが現れる。また、首軸を外すと消しゴムが出てくる。
大変珍しいペンシル。
クリップのめっきに擦れなどはあるが全体として大変美しい。