このシリーズの素晴らしい細工によるヘリンボーン・セルロイド軸は
全てのカラーバリエーションがが美しい。
ブラックにシルキーシルバーのワイヤーが編み込んである。
また、ピストン吸入式はセオドア・コバックスという人が開発した
独自のクリック機構が組み込まれている。
尻軸を引きながら回すと、
インクの補充が完了した時点でクリック音を発し知らせるという構造になっている。
ペン先は巧みな設計でモンブランのウィングニブのようなしなやかさをもつ。
ペン先サイズはゾェーネケンのクーゲル。”ＥＦＫ”の刻印がペン芯に入る。
極細のクーゲルだが、モンブランとは逆に綴りのせいか、下側が膨らむタイプ。
クーゲル本来の縦横差をなくす目的であればこれが正しい研ぎ方。
状態も素晴らしく極めて珍しいＥＦＫ。幸福感に浸れる1本。