１９２０年代のウォーターマンのセフティ・フィラー。
当時のウォーターマンのナンバリングシステムはかなり整理されていて、十番台が”４”だとセフティフィラーとなる。一番台はモンブラン同様ペン先のサイズだ。
”４６”になるとかなり大柄でデザインも特異。
小さなキャップに異常に長いロングボディ。しかし、存在感は逆に増している。
まるで、利休の像のように長躯でたくましい。文様は波形模様がエボナイトに刻まれており、刻印同様パリパリ。
エボナイトのボディそのものを全く焼けておらず非常にすばらしいコンディション。
しかも当時のボックス付き。
ペンは柔らかくしなやか。EFのためシャリッとした書き味だが心地よい。
但し、持ち歩きにはインクが口元に付着しやすいので注意が必要だ。